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アサリの漁獲量減少、全国で相次ぐ中止。

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アサリの漁獲量減少のため、全国で「潮干狩り」中止が相次いでいる。


今年で5年連続で中止となった、和歌山市の片男波干潟でも

地元漁協がアサリの保護活動に取り組んでおり、効果を上げつつある

「いつか潮干狩りを復活させたい」と関係者は張り切っている。

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 アサリの全国の漁獲量は、1983年は16万424トンもあったが、

2011年には2万8793トンに、瀬戸内海でも1985年には4万5023トン

だったが、2011年には263トンにまで激減

 


 潮干狩り場についても、今年に潮干狩りが初めて中止となった浜名湖(浜松市)を始め、

広島県や熊本県など、全国の潮干狩り場各地でも中止が続く。

 


 こうした現状に、各地の漁業者や自治体はアサリ激減の最大原因と見られる

食害を防ぐ対策や、稚貝を育てたりとアサリを増やそうと必死だ。

 


片男波干潟(和歌山市)では、かつては両手で砂を一かきすれば両手溢れるほど

捕れていて、10年ほど前までは近畿一円から約7万人もの人々が潮干狩りに

訪れていた。

 

しかし今ではアサリは激減し、地元の和歌川漁協は4年前から潮干狩り場を閉鎖せざるを

得ない状況に陥っている。

 


 水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所(広島県)などの調査により、

アサリの減少は海水温の上昇やナルトビエイなどによる食害の影響だと判明。

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同漁協や和歌山市などでは3年前から、同研究所のアドバイスの基、、

干潟で生まれたアサリの保護を目的に干潟に食害防止ネットを張り、

今では115面(計約1606平方メートル)

のネットで干潟を覆う。

 


 同漁協の西本治弘組合長らは毎年アサリの外敵を駆除する目的に

2月から干潟を耕し、ネット内では稚貝から育ったアサリを見つける事が出来る

様になったがネット外では食害などの影響でほとんど見つけられないという。

 


 同研究所などによると、アサリが自然繁殖する干潟は全国でもほとんどないとのこと。

日本のアサリ消費量は年間10万トンだが、ほとんどを外国産に頼っており、仕入れた

中国等から仕入れたアサリを放流して開かれる潮干狩り場も多い。

 


 同研究所の浜口昌巳・主幹研究員は、各地でアサリの遺伝子を解析した結果によると、

「原産以外のアサリが放流先の干潟の生態系を乱す可能性がある。

 

対策を講じなければ放流した所の原産のアサリは絶滅し、原産のアサリでの潮干狩りは出来なくなる」

と危惧する一方、片男波干潟では、アサリが定着しつつあるとを評価する。

 


 同漁協は今後、少しずつ増えたアサリを限定販売し、保護活動をPRする。

西本組合長は「今ではアサリを知らない地元の子もいる。

 

いつの日か潮干狩りを知らない子供たちにも、潮干狩りを楽しんでもらえるように

アサリを育てたて行きたい」と目を輝かす。

 

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